


魚を養殖する際は、水深や水流、水温、シェルターなど、考慮すべき重要な要素がたくさんあります。 十分な酸素を含んだ汚染されていない水も必要です。魚囲いから海底までに十分なスペースのある適した深さのある海での十分な潮の流れが、溶存酸素を継続的に供給し、水質を保ちます。
水温は魚の健康と成長に大きく影響する重要な要素です。サーモンは低めの水温でよく成長し、12-17℃の水温で最もよく成長します。
シェルターも大切です。海中の魚囲いで保護されていても、風や波は給餌に影響を及ぼすことがあります。悪天候による網の動きやアザラシ、サメ、イルカなどの捕食動物類はサーモンのストレスの原因になります。
キングサーモンはニュージーランドの主な養殖魚です。ニュージーランド キングサーモン社の養殖場で使われている魚囲いは、ニュージーランドのコンディションに合わせて特別に設計されたもので、深さ40mのものもあります。 網は、フローテーションカラーから吊るされており、稚魚は、収穫時期までこの魚囲いの中で給餌されます。サーモンは視覚の発達した魚なので日中のみ餌を与えます。魚囲いの深さは、魚の成育条件をよくしたり、水面に起こり得るストレスから守り、また水面下を自由に泳ぐことを可能にします。
ニュージーランド キングサーモン社はトップクオリティー製品づくりに全力を尽くしています。そして、これはいくつかの鍵となる要素を管理することで達成できました。その鍵となる要素には、汚染のない完璧な成育環境の選択、北半球で重大問題となっている病気がないこと、安全な原材料から作られた餌料、ニュージーランドで開発され、British Humane Slaughter Associationにより好意的にレポートされた、食品にも安全な自然麻酔Aqui-S™を使用した収穫法などがあります。
ニュージーランド キングサーモン社の画期的な養殖、加工処理、流通各業務は1つのシステムへと統合されています。これにより全ての作業において厳しい品質水準を保ち、全工程を監視制御することができます。全ての魚を注意深く記録、監視しているので、各製品をその魚の卵の時期まで追跡することができます。
餌料の原材料もすべて追跡できます。餌料は、魚に必要な栄養を満たした安全な原料を供給しているオーストラリアやチリの評判の高い供給業者から輸入しています。 サーモンの成長に特に大切なのはタンパク質と脂質で、餌料はタンパク質40%、脂質26%、炭水化物18%、灰分8%、水分8%、その他、栄養バランスを考えてビタミンや、ミネラルが加えてあります。
ニュージーランド キングサーモン社は、優れたカスタマーサービスを行っています。キングサーモンは、品質の高い食用鮭として評価されており、数トンの養殖鮭が世界の市場で販売されています。製品の50%を海外に輸出しており、完璧な物流管理やお客様との密接な関係を築くことは不可欠です。個々のお客様や市場への各製品は、国際食品衛生管理システムであるHACCP(危害分析重要管理点)品質基準を満たしたもので、ニュージーランド キングサーモン社はこの正式認可を受けています。サーモンは1年のうち52週にわたり収穫され、迅速に処理され、効率的に輸送されます。そして、ばらつきのない新鮮で確かな製品を収穫から60時間以内に世界中の市場へ最上級の状態でお届けしています。 政府当局は、当社の製造工程と消費国の保健その他の必要な要件を遵守する工程を検査管理しています。
この新産業が始まってからここ30年の間、環境に対する意識が高まり、水産養殖は厳しい監視下に置かれており、現在ニュージーランドの取締規制は、かなり進んでいます。 この規制の遵守に関する監視は独立した機関によって行われることが定められており、ネルソンで科学的なサービスを行う民間事業者のCawthron Instituteがその役割を担っています。Cawthron Instituteは、詳細にわたる監視調査やその結果報告を行います。この調査データにより、科学的な理解に基づいた環境基準の実施が可能となります。この知識と会社の環境マネジメントシステムの活用状態は法的要件をはるかに上回っています。
マールボロ地方議会による養殖実績の評価は、Cawthronの独立した監視のために使用されています。そして、環境への影響が少なく、また局部的で、悪化がなく、資源管理法や地域社会の持続可能性要件を満たしていると判断されました。
シェルターのある場所で、かつ十分な水流と水深のある本来の海洋環境は、持続可能な魚養殖や商業的実現を可能にするために極めて重要であり、マールボロサウンドは、ニュージーランド キングサーモン社の海洋養殖に、適切な環境です。
サーモンは、特に高い水質条件が必要な魚なので、生育環境の悪化を避けるよう、当社では細心の注意を払っています。魚囲いを使用した海洋養殖では、深海での排泄物の分散と希釈つまり十分な流れのある水が非常に重要です。持続可能性は、元に戻すことの出来ない永久的な変化を自然海洋環境へ与えないことで達成できます。そのため、魚囲い等の全ての仕組みは簡単に移動することが可能で、環境保護プロセスへの高い理解が達成されており、数年の間に、完全に回復する環境の力が証明されています。そして、各養殖場全体に効果のある監視管理法が導入されています。
当社は、ハイレベルな環境パフォーマンスを目標に掲げており、それを達成していることに誇りを持っております。このビジネスの成功に重要なのは、健康な魚を生育する環境だけではなく、あらゆる作業工程による環境への影響を最低限に抑えることに特別な努力をすることです。
ニュージーランド キングサーモン社の養殖場所は慎重に選択されました。魚囲いを海底から離れた位置に設置するために、十分な水深が必要です。また、十分な深さが、潮流が排泄物を拡散することを可能にします。十分な水流は、魚囲い内の水質を高く保ちます。また、魚には、風や波から守るシェルターや、汚染を最低限に抑えた高い水質、温度差の少ない水、塩分濃度、有蓋藻類ブルームのリスクの低さ、また疾病管理のため、他の養殖場からの十分な距離をおくことなどが必要です。
ニュージーランドは他の地域から離れているので、サーモンに影響を与えるような深刻な疾病から無縁です。これらの理由から、ニュージーランド キングサーモン社は自然で健全な方法で養殖をすることが出来ます。疾病は、農林省とニュージーランド キングサーモン社独自の魚健康監視プログラムにより定期的に検査されています-疾病は未だ発見されたことはありません。
海洋養殖における環境問題の鍵となるのは、魚囲い下の海底での餌の有機粒子と排泄物の沈殿の影響、溶存酸素の減少、富栄養化などです。キングサーモンは、フナムシに対して自然な抵抗力があるので、ニュージーランド キングサーモン社の魚は、フナムシに悩まされることはありません。また、南半球のフナムシは、はるか北の地域のものよりも小さいサイズです。このため、ニュージーランド キングサーモン社では、フナムシ対策を全く行っていません。